〜NPO法人 日本障害者アイデア協会およびラハイナーズ合同会社からの共同提言〜
インクルーシブ教育の成果
インクルーシブ教育。
障害がある子も、障害がない子も、極力双方区別なく共に教育を受けるというものです。
一昔前、このような教育は殆どありませんでした。
「障害」とは殆ど接点がないまま大人になる人が多く、バリアフリーに無関心な社会ができました。
一方、今はインクルーシブ教育が盛んに行われています。
- 障害者等の気持ちや生活を理解し関心を持つ。
- 困っている人に対し配慮し手伝う気持ちを育む。
バリアフリーを考える上で一番大切なことを、子供達は学んでします。インクルーシブ教育は素晴らしい成果をあげて始めています。
バリアフリー商品が足りない
しかし、「まだ一歩足りない」と私は考えます。
これだけでは、バリアフリーの根本的問題を解決できないからです。
これから本格化する「超」高齢化社会。高齢者と障害者を合わせると人口の25%を超えます。
高齢者や障害者の生活は不便なことだらけ。バリアフリーは車椅子のためのスロープや点字ブロックだけではありません。すべての商品を「バリアフリー目線」で見直す必要があり、これから益々バリアフリー商品は必要になります。
しかし、現在バリアフリー商品の数は少なく、且つ、普及していません。
バリアフリー「ものづくり」の必要性
これから必要になるのは「障害を理解し配慮する」だけでなく、「障害者や高齢者の身になって考え、周りにどんな不便があるのか?その不便をどのように解決すればよいか?」…具体的な解決策を創出できる次世代の人材なのです。
すなわち、「バリアフリー」のみならず、「バリアフリー商品開発(ものづくり)」に関心を向けるための教育が今必要なのです。
日々の暮らしの中で、
- 「この商品は障害者や高齢者にとって不便なのではないか?」と気づき
- 「どうすれば解決できるか?」を考える
この習慣を身につけることがバリアフリー商品を豊富にし、バリアフリーの問題を根本から解決する道筋だと私は考えます。
ラハイナーズからの提案
ラハイナーズでは「子供達がバリアフリーものづくりに関心を持つ」ための授業を行っています。
- 授業1:バリアフリーグッズを作ってみよう!
- 授業2:バリアフリーアイデアを皆で考えよう!
(2つの授業の詳細はコチラ)
授業に関し関心をお持ちいただけましたら、問い合わせページからご連絡ください。